Wix等のホームページ作成ツールでHPを自作する5つの注意点!
Wix(ウィックス)やJimdo(ジンドゥー)など、自分でHP(ホームページ)を作れるツールはたくさんあります。
特徴としては、
- 自分でドメインやサーバーを用意する必要なし
- テンプレートを選んで写真や文章を入れるだけ
こういう感じで、無料で作れるプランなどもあります。
確かに業者に依頼するより安く済むメリットはありますが、注意点もあります。
そこで今回は、主な注意点を5つご紹介します。
- 既に自作HPをお持ちの方
- これからHPを作る方で、自作するか業者に頼むか迷っている方
こういった方の参考になれば幸いです。
士業は信用が大事ですから、依頼を検討している方に「大丈夫だろうか…」という不安を与えたり、紹介を躊躇してしまうようなHPにはご注意ください。
HP作成ツールを使って自作する5つの注意点!
- デザインがアップデートされないことがある
- セキュリティやシステムがアップデートされないことがある
- サービスが終了してHPとドメインを失うことがある
- 解約するとHPとドメインを失うことがある
- デザイン・コンテンツ構成・ライティングなどが難しいことがある
1.デザインがアップデートされないことがある
HP作成ツールがリリースされた当初は、その時点で新しめのデザインテンプレートが用意されています。
しかしHP作成ツールは、当然ながらビジネスです。
有料ユーザーをたくさん獲得できれば、開発費が増え、継続的に新しいテンプレートが追加され、さらにユーザーを獲得できる好循環に入れます。
他方、思うように有料ユーザーを獲得できなければ、開発費が増えず、なかなか新しいテンプレートが追加されず、余計にユーザーを獲得できないという悪循環に陥ります。
その結果(あるいは他の理由で)、現ユーザーのHPを維持するだけで、ほぼ開発が止まっているようなサービスもあります。
そういったサービスで作ったHPは、作った当時は割と見栄えが良くても、年々古さを感じさせるようになります。
ネット集客は考えてないし、別に見た目は気にしない
そう仰る方もいらっしゃいます。
確かに、「抜群にオシャレ」である必要はありません。
ただ、古かったり野暮ったいHPだと、紹介を受けてHPを見に来た方の印象も良くありません。
服装でも、自分は興味がなくても、人と会う時は最低限の気は遣うはずです。
HPも人の目に触れる以上、そして信頼関係を築く第一歩である以上、それと同じだと思います。
2.セキュリティやシステムがアップデートされないことがある
ほぼ開発が止まっているようなサービスは、デザインだけでなく、セキュリティやシステムがアップデートされないことが多いです。
一時は結構名前を聞いたのに、ここ数年全く見聞きしないサービスも実際にあります。
また、僕自身は初めて聞くサービスで、何年も前にHPを自作された方から相談を受けることもあります。
実際に見たケース
- HP更新や閲覧するために推奨されているインターネットブラウザが、セキュリティ的に使用すべきではない古いバージョンのままになっている
- 最新バージョンのインターネットブラウザで見ると、表示に不具合が出る(ある項目が表示されなかったり、レイアウトが崩れるなど)
- HTTPS化(SSL化)に対応しておらず、セキュリティに問題がある
3.サービスが終了してHPとドメインを失うことがある
HP作成ツールは、基本的に運営会社に依存しています。
その会社が経営不振などでサービスを終了すると、HP自体を失うことになります。
また、別のサービスで新たにHPを作ろうとしても、ドメイン(HPのURLに当たる部分)を持ち出せない場合も多いです。
新たにドメインを取得して作ると、Google検索に表示されにくくなりますし、名刺などに書いたURLも変更する必要があります。
「終了に伴うリスクは、どんなことでも同じでしょう」と思われるかもしれません。
確かに理屈上は、あらゆるサービスに終了の可能性はあります。
ただHP作成ツールに関しては、ほぼ開発が止まっているようなサービスが結構あります。
その意味で、現実的なリスクがあると考えております。
4.解約するとHPとドメインを失うことがある
利用料が高い・サービスがアップデートされない等の理由で、ユーザーから解約する場合も当然あります。
その場合、そのツールを使ってHPを作っている以上、通常はHPも消滅します。
これは悩ましい問題で、「長年HPを使っているので失いたくない。だけどHPを維持するには利用料を支払い続けなければならない」という状況があり得ます。
そのサービスが随時アップデートされているなら良いのですが、ほぼ止まっているようなサービスの場合は、非常に悩ましいです。
また、解約するとドメイン(HPのURLに当たる部分)を持ち出せない場合も多いです。
5.デザイン・コンテンツ構成・ライティングなどが難しいことがある
HP作成ツールを使えば、確かにHPは作れます。
ただ、デモサイトはおしゃれでも、自分で作るとイマイチという場合は結構あります。
実際僕も、有名サービスを使って作ったことがありますが、どうしても納得いく見た目にはなりませんでした。
また、無料プランだとサービス名や広告が表示されるものもあるので、ご注意ください。
HPは、文章が極めて大事です。
「自分のことは自分がよく分かっている」と思うかもしれませんが、「それが読み手に伝わるかどうか」「読み手が欲しい情報をしっかり書けているか」というのは別問題です。
- 説明が長い
- 自分語りになっている
- 専門用語が多くて分かりづらい
- 情報の取捨選択がされていない
- (そのつもりが無くても)自慢話に見えてしまう
こういったケースは、それなりに見かけます…。
プロが見なくても、「自分で作ったHPだろうな」というのは結構分かります。
そもそも士業の仕事は、理屈上は本人でも出来ることを、高いレベルで行うことに価値があります(それ以外にも価値はありますが)。
例えば本人で訴訟や登記申請をしている方を見たら、「プロに頼んだ方が…」と思うのではないでしょうか?
同様に、士業自身がいかにも自作HPだったら、ちょっと不安に思う方もいるかもしれません。
士業からのご相談は無料です
- 自分が使っているサービスは大丈夫か?
- 記事を読んでもよく分からないので、教えて欲しい
- HPの作成・リニューアルを考えている
そういった場合は、お気軽にご相談ください。
ご案内
4つのステップに沿って、「何をすべきか」「どういうポイントを抑えるべきか」を具体的に解説しました。
「自分でも作れるの?業者に頼んだほうが良いの?」「業者はどうやって選べば良いの?」といった疑問にもお答えしています。
「そのうちHP作ろうかな(リニューアルしようかな)」という方にも、具体的に検討されている方にも、役に立つ内容になっています。
当事務所のHP制作について
まとめ
Wix(ウィックス)やJimdo(ジンドゥー)など、自分でHP(ホームページ)を作れるツールはたくさんあります。
業者に依頼するより安く済むメリットはありますが、ほぼ開発が止まっているようなサービスもあります。
注意点を理解した上で利用されるのがお勧めです。