士業向け|失敗しない自前のチラシ作成・3つの基本!
「士業をサポートする弁護士」として、弁護士・HP制作・動画制作・チラシ制作・法律系ライティングなどを行っている新井です。
団体や委員会などでチラシを作って、印刷して配ったりネットに上げる機会は少なくありません。
プロに外注することもあれば、自前で作ることもあるはずです。
そこで今回は、チラシを作ることになった士業や職員の方に向け、「ここを気をつけると、グッと良くなりますよ!」というポイントを3つ紹介いたします。
プロのような「ものすごく良いチラシ」を目指すのではなく、「失敗しないチラシ」を目指すイメージです。
見た目が良くなる、読み手に伝わるのはもちろん、自分で考える時間と手間が省けるので、きっと楽になるはず。
「チラシ作ることになったけど、よく分からんわー!」という方のお役に立てれば嬉しいです!
失敗しないチラシ作成・3つの基本!
- 文字の大きさは3つ
- フォントの種類は3つまで
- 色は3色まで
①文字の大きさは3つ
- 大きな文字
- 普通の文字
- 小さな文字
これを使い分けて、メリハリをつけます。
作り手は、つい「全部読んでくれる」という前提で作りがち。
でも読み手は、一瞬見て、興味ないと思ったら離脱します。
まず、
- タイトル
- 日時
- 場所
- 参加費(特に無料の場合)
このあたりは大きく・太い文字にして、パッと目につくように意識してください。
次に普通の文字で、色んなことを説明します。
普通の文字の中でも、見出し(「申込方法」「定員」など)は本文より少し大きめにするとメリハリが出ます。
そして注意書きなどは、小さな文字を使います。
②フォントの種類は3つまで
- タイトル
- 本文
- アクセント
これでフォントを使い分けます。
目安としては、
- タイトル……デザイン性のある目を引くフォント
- 本文……クセのないフォント
- アクセント……ややデザイン性のあるフォント
フォントの選び方
使えるフォントは、作成ソフトによって異なります。
士業は普段「明朝体」を使うことが多いと思いますが、「自分が使い慣れているフォント」ではなく「読み手が好むフォント」にしてください。
- 堅くするなら明朝体
- 無難にするならゴシック体
- 柔らかくするなら丸ゴシック体
こういうイメージです。
デザイン性のあるフォントは、チラシのコンセプトに合わせます。
個性が出すぎて読みづらいフォントは避けてください。
特殊な文字加工は要注意
作成ソフトによっては、
- 影を付ける
- 立体にする
- グラデーションにする
こういう機能が入っています。
「それっぽくなる気がする」ので、使いたい気持ちはすごく分かります。
でも安易に使うと、むしろ安っぽさが出るので注意です。
③色は3色まで
背景や文字を含めた全体の色は、
- メイン(一番面積が大きい)
- サブ(次に面積が大きい)
- アクセント(一番面積が小さい)
この3つで色を分けます。
比率は、
メイン:サブ:アクセント=70%:25%:5%
と言われたりしますが、あくまでも目安です。
ちなみに、白は3色にカウントせず、黒も文字に使う場合はカウントしません。
良くないのは、なんとなくコロコロ色を変えるパターンです。
色を変えると、一見カラフルで華やかになります。
でも、全体的にまとまりがなく、どこに注目させたいのか不明確になりがちです。
色の組み合わせ方
どんな色を選べばいいかは、手っ取り早くネットで調べるのが楽です。
[blogcard url=”https://color-ma.com/three-colors-scheme-pattern/”]
[blogcard url=”https://ai-create.net/magazine/2017/10/23/colorpatterns/”]
[blogcard url=”https://design-noie.com/color-chart/”]
こういうサイトはたくさんあります。
まずメインで使いたい色を選んで、それを軸にサブ・アクセントを選ぶと楽です。
蛍光色・原色は使わない
最近はさすがに減りましたが、イエローやブルーの蛍光色や原色を使うチラシがあります。
単純に見づらいのと、少し野暮ったくなるので控えましょう…。
WordやPowerPointで色を選ぶとき、蛍光色や原色が表示されるので注意してください。
文字色との相性に注意
[blogcard url=”https://www.colordic.org/”]
こちらにあるとおり、黒文字・白文字を載せると、見やすい色・見づらい色があります。
色の上に文字を載せるときは、見やすさに注意してください。
大事なのは、意図を持つこと
今回は基本として、文字の大きさ・フォント・色について解説しました。
大事なのは、なんとなく使うのではなく、意図を持って使うことです。
料理でいうと、色んな具材や調味料を適当に混ぜても、美味しいものはできません。
それと同じで、色んなフォントや色を適当に混ぜるのではなく、意図を持ってみてください。
その一つの指針が、今回ご紹介した3つのポイントです。
ご依頼・ご相談・お見積りもお気軽に
当事務所では、イベントチラシの作成、事務所紹介チラシ・パンフレットの作成などを行っています。
ご依頼はもちろん、ご相談・お見積りもお気軽にご連絡ください。
「チラシ作ってみたんだけど、ちょっと意見もらえますか?」という程度なら、無料で対応いたします。
まとめ
団体や委員会などで、印刷やWEB用にチラシを作る機会があると思います。
「チラシ作ることになったけど、よく分からんわー!」という士業や職員の方に向け、最低限抑えていただきたい3つのポイントを解説しました。
どれも難しくないので、ぜひ試してみてください。